松本山雅J1昇格。

鉄腕

2014年11月02日 20:31

昨日はどのくらいの山雅ファンが福岡を目指していたのか。
あるいは、中継を見ていたのか。

「山雅の応援って面白いの? 一度も行ったことがない」と試合前日話している松本市民も、
話題にするくらいなら、どことなくJ1昇格は気にはなっていたかと思います。

そして熱狂の翌日。
信濃毎日新聞、市民タイムスの両面1面、最高の計らいでしたね!


今日の新聞を読んで改めて実感がわいてきましたが、
我が家の贔屓は田中隼磨選手。
(うちの子どもは、「はゆま」が言いにくいらしく、「はいま」と呼んでます)

地元出身だし、J1チームから来てもらったし、3番だし。
この一年間、嫌でも周囲の期待を感じただろうし、
責任感やプレッシャーはとても大きかったと思うのです。

「ありがとう松田」の白Tシャツ。
新聞でもう一度見たとき、また涙が出そうになりました。

去年、プレーオフにかかるか、かからないかだったのに、
たった1年で自動昇格。
今年はプレーオフにはいれば上出来だと思っていたのに驚くほどのスピード昇格。
なんだか、夢物語の中に今だいるようです。

されどJ1昇格はあくまでスタートライン。

たくさんの喜びの一方で、新聞が多方面から伝えるように
「アルウィン改修待ったなし」など新たな問題も浮上しています。

たとえば今、松本城を世界遺産に・・・って運動もあるけど、
もし世界遺産になったら、今の松本市はそれだけ多言語に対応できている施設やお店はあるのか、
交通機能はどうなるのか、
恥ずかしがり屋の長野県民が、どの程度おもてなし心を発揮できるのか、
そして私たち市民はこれまで通り、快適に生活を維持できるのか。。。

考えただけで「まだ無理。」と思います。
山雅もちょっとそれに似たところがあります。


でも。
松本城も旧開智学校も、松本に住む人たちが危機感を感じて創り守り続けてきました。
そんな風土だから、松本山雅についても何とか解決していくんじゃないかと感じます。


松本山雅J1昇格のニュースは新たなる街づくりの問題提起でもあり、
松本に流れてる町人気質の血を滾らせるようなものを感じました。

今日も、普通に図書館に行って、サビア選手のしおりをもらい、ウハウハ喜ぶ子どもたち。
ほぼ日常は変わりません。
たぶん、J1になっても、アルウィンは人が増えるだけで雰囲気は変わらないでしょう。

“地元だから” その理由で、ゆるく、和やかに、必要があれば時に熱く。

これからはそこに “支えていくんだ” という気持ちを少し持てば、
きっと大きな問題も解決していくのだと思います。

松本のチーム、山雅。
これからも“地元だから” ずっと応援していきます。

関連記事