大手2丁目★うどんの田内屋 2016年5月末で閉店

鉄腕

2016年06月20日 23:29

松本では珍しかった、うどん店。
元祖、日本のファーストフードのような、手軽で身近な飯どころ。
中町、女鳥羽川沿いの『田内屋』さんが2016年5月31日をもって閉店されました。

暖簾や看板が出てるのを見るだけでも嬉しかったなぁ。
思い出に以下の記事は残しておきます。 長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。
*******************************************************************


 信州といえば、やはり“蕎麦”であり、中町も蕎麦屋が多いなか、昔からうどん専門店として親しまれているのが・・・

女鳥羽川沿いにある『田内屋(たうちや)』です。

もう60年も営業されているとの事。
我が家のパパさんが、おばあちゃんの『コタケ』(地元ではお年寄りのデパートと呼ばれているお店)買い物についてきたとき、お昼に何度か連れてきたもらったという、幼少期の記憶にも刻まれているお店です。

お店に暖簾が出ていると、それは営業中の合図。
早めのお昼の人が入ってきたかと思うと、ぼちぼちと人が入ってきて、いつの間にか満席になっています。

混んでいる時は、自分から相席を申し出て、複数連れ客に席を譲る方も・・・。
それぞれが黙々と食べながらも、温かい空気が流れている場所です。


*************************
うどんの田内屋
松本市中央2-10-9
0263-32-3183
営業 11:00~売切れまで
定休 日曜日
*************************

上の写真は『天ぷらうどん』 漬物もついて税込450円。

価格も安く、早く出てくるので、元祖日本のファーストフードといった感じですが、
田内屋さんの、ファンが多いメニューは実は・・・
『いなりずし』 だったりもします。


もちろん、うどんも食べやすいコシと最後まで飲みきれるような優しい汁で、美味しいですが、
ここの『いなりずし』が本当に絶品!
 一人前5個で400円。
しっかり濃いめに煮つけられたお揚げに、控え目のごはんの味付けが合う・・・

小ぶりなので、たぶん5個は軽く食べてしまうな。

右側のお稲荷さんは、写真で見るとゴツゴツしていますが、「失敗したのでサービスしました♪」ではなく、お揚げが裏返して作ってあるものです。
中身にからしが入っている、大人向けいなりずしなのです。

からしが入っているお稲荷さん。
どちらかというと、子どもメニューのイメージが強いお稲荷に、“からし”とは新鮮でしたが、ここのお稲荷だからなのか、絶妙に合います。

というわけで、お稲荷もうどんも食べたい!という人には、便利なセットになってる定食がお勧め。
他の人にも紹介したい!という人には、ちゃんとお稲荷は持ち帰りもできます
(電話にて予約注文も可)





また、個人的に紹介したいのは、こちらの『月見うどん』

”月見”というと、私個人的に、生卵をのせて、そこに熱々の出汁をかける。ほとんど生に近い卵が出てくると思ったので、
田内屋さんのポーチドエッグタイプは意外でしたが、とても食べやすく嬉しかったです。
車麩も、汁を吸って、とても食べでがありました。


さて。
うどんはいつも迷うほど、メニューが多くあり、
いちばん安いものは『かけうどん 350円』。高い商品でも、定食もので750円があります。


行ってみたいけど、なんとなく入りにくいという人は、営業日はお店の外にも大きなメニュー看板が出ますので、
ぜひぜひ、外側からだけでもチェックしてみてください。



関連記事