2016年07月18日

井の中の蛙、100名城をめざす。

160315松本城と白鳥 トリップアドバイザーで、外国人に人気のお城、第一位が『熊本城』。
かたちが似てるんだから、国宝の松本城が断然イイのに。なんでなんだろ。

そんな地元贔屓の考えで凝り固まっていましたが、
まさに井の中の蛙、大海を知らず。

松本城を勉強するようになって、もっと知るには他のお城を見ておこうと思い、ふと思いついた『100名城めぐり』

意外にも歴史武将、漫画伝記好きの子どもたちも乗り気になり、2016年より、家族一大野望となったのでした。


そもそも、100名城には何が含まれているのか。

松本城を含む国宝5城はもちろん、歴史的な舞台になったお城、構造として特徴的なもの、そして、『城の発展の歴史』として流れを見る上で重要なお城たち (これも城なの?というのもあります) が選ばれています。


そして、今年1年で数城を巡って思い知った事実。
松本城って小さいんだ!!


十数城を見て体感したこと。

ほかのお城は、建物があまり残ってないものの、遺構が広い。
とにかく一回りするだけでも時間が過ぎる。

100名城を意識する前に訪れたときは「何にもなくて、つまんない、疲れるだけ」と思ったけれど、案内図を見て、ここに屋敷があって、本丸はまだずっと先で・・・
かつては、この石垣に全部、櫓(やぐら)が乗っていたのか・・・と想像すると、松本城ってなんてコンパクト!と感じたのでした。

そして、今は情報技術が発達して、ARとかもありますから。。。
今、NHK大河で熱い上田市「上田城」はこのAR技術を生かして、かつて石垣の上に櫓があっただろう光景をバーチャルで垣間見ることができるという、すばらしさ。

建物がなくても、お城の壮大さは実感することができるのです。


さて。
視点を松本城に戻しまして。

特にヒーロー的な武将もいない、かわいいお城がなぜ国宝になったのか。

それはですね。。。

はやり、天守閣が現存しつづけている、という一言につきるようです。

明治維新を迎え、江戸は古い、西洋の文化を、今までの町のシンボルであったお城は過去の遺産!ということで、あちこちでお城が破却されるのが流れでした。
そんな中で、このお城は残すべき!と買い戻した人がいたのであり、直した人がいたのであり、その呼びかけに応じた人たちがいた。

つまり、松本城の最大の武器となり得るのは、
天守閣を残し今に守っている、『人』 ってことなのですね。


各地のお城を巡って、たまたま言葉をかわした土地の方。
さりげなく、お城の知識や見所を教えていただき、感謝するとともに、「いいな」と素直に思いました。

自分も、「うちの子(お城)ってすごいでしょ」とさりげなく自慢しつつも説明できる、地元の人になりたい。
松本城は、素直に好きです。でも、それを裏付けられる知識と自信が欲しいな、と。


そんな思いで今年3月からスタートし、無期限で進行中の100名城めぐり。
別ブログを立てようと思いましたが、あまりにも不定期なので、『まつもとぐらし。』に織り交ぜてゆきます。

ブログ自体の更新も気ままなのに、自分でも大丈夫なのだろうかと心配しますが。。。
いつかは皆さんの町のお城も登場するかも。

ブログ裏メニューとして、気長にお付き合いいただきたく存じます。



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